【3月9日 AFP】ロシアが事実上掌握しているウクライナ南部クリミア(Crimea)自治共和国に入ろうとした欧州安保協力機構(OSCE)の監視団が8日、親ロシア派の男たちから警告射撃を受けた。

 目だし帽「バラクラバ」と軍の戦闘服を身に着け、銃を手にした約40人の男が、欧州安保協力機構加盟国のうち29か国から派遣された軍と文民の監視員54人が乗った車列の上空に向けて発砲した。

 ウクライナ部隊と、圧倒的な勢力を持つロシア軍とロシア政府の支援を受けている民兵組織がにらみ合っている状況を調べるため、OSCE監視団は3日連続でバスに分乗してクリミアに入ろうとしていた。(c)AFP/Michael MAINVILLE and Dmitry ZAKS in Kiev