ロシア政治を痛烈風刺、ビデオゲーム「デモクラティア」が人気
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【3月10日 AFP】有権者を買収し、公共事業の資金を流用して、全ての権力を掌握したツァーリ(君主)になろう──これらはビデオゲーム「デモクラティア(Demokratia)」のゲーム内容の一部だ。ロシア政治に対する容赦ない風刺によってこのゲームは、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が統治する地で大成功を収めている。
ロシアの有名政治家たちによく似たゲーム内のキャラクターは「票の水増しを開始!」と言い、「投票率は146%だ!」などと発表する。
開発したネスキンソフト(NeskinSoft)社によると、このゲームはロシア国内で150万ダウンロードを達成し、現在も毎月およそ10万ユーザーを新規獲得しているという。ゲームは2011年12月10日にリリースされた。
■プーチン大統領や反体制派指導者に似たキャラクターたち
プレーヤーはロシアに民主主義を確立するために、いくつかのものを組み合わせて新たなものを作成していく。3枚の紙幣で羊を調達し、3頭の羊は有権者になり、有権者が3人で選挙事務所になる──このように続けて権力の頂点に上り詰めるのだ。