【3月7日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するウィリアムズ(Williams)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)は6日、プレシーズンのテストで好成績を収めたことを受け、自身のF1キャリアに再び火をつける心構えを明かした。

 先週バーレーンで行われた4日間のテスト走行では、フェラーリ(Ferrari)で長年ドライバーを務めたマッサが1分33秒258でトップタイムを記録し、3月16日に行われる14F1開幕戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2014)前の最後のテストで弾みをつけた。

 マッサの活躍は、過去にタイトルを16回獲得しながら、昨季苦しい時間を過ごしたウィリアムズにとっても喜ばしい出来事になった。

 コンストラクターズタイトルに9度、ドライバーズタイトルに7度輝いた華々しい経歴を持つウィリアムズだが、昨季はわずか5ポイントで総合9位に終わっている。

 しかし、バーレーンでマッサが収めた成績は、チームにもドライバーにも今季の明るい兆しをもたらした。

 ウィリアムズは、ロンドン(London)で開かれたイベントで、チームのタイトルスポンサーにイタリアの酒類製造大手マルティーニ(Martini)が就任したことを発表し、マッサはそこでも気持ちを新たにした。

「新しい時期を迎えたということだと思う。すべてが新しく、ルールも改定され、みんなに大きな変化がある」

 2008年には、わずか1ポイント差で総合優勝をルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)に譲ったマッサは、「僕にとって、新しいことを始めたり変化を迎えたりするのに絶好のタイミングだ」と語っている。

 また、昨季を総合8位で終えたマッサは「これまでの結果に満足している」とコメントした。

「僕が見ている限り、(ウィリアムズの)チームでの人々の働き方やモチベーション、日々工場の中で車が開発されていく光景はとてもすばらしいよ」

(c)AFP/Jack DINNING