2万人が新たに避難、スーダン・ダルフール地方 放火や略奪も
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【3月4日 AFP】国連(UN)の世界食糧計画(World Food Programme、WFP)は3日、スーダン・南ダルフール(South Darfur)州の州都ニャラ(Nyala)から約35キロ離れたSaniya Deleiba村に、身の安全を求めて避難してきた約2万人が新たに到着したと発表した。
2万人の大半を女性と子どもが占めているという。調査チームが現地に向かっており、正確な人数などを調べる予定。新たな避難民の発生で、ダルフール(Darfur)地方の11年にわたる紛争による避難民約200万人を支援している各機関に一層の負担が掛かるとみられる。
国連・アフリカ連合ダルフール合同活動(UNAMID)は、ニャラの南東50キロほどにあるUm Gunya周辺地域で「村々への焼き討ちや多数の住民の避難民化」が報告されていると発表。ここ数日間に暴力行為が急増し、略奪行為や民間人の死傷者の報告もあるとして懸念を示した。(c)AFP/Ian Timberlake