【3月4日 AFP】ソチ冬季五輪フィギュアスケートのアイスダンスで金メダルを獲得した米国のメリル・デイビス(Meryl Davis)/チャーリー・ホワイト(Charlie White)組は3日、日本で開催される世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2014)を欠場する意向を示した。

 デイビス/ホワイト組は、新種目の団体戦で米国の銅メダル獲得に貢献し、アイスダンスでは米国にとって同種目初の金メダルをもたらした。

 デイビスは欠場の理由を次のように語っている。

「帰国してから残りのシーズンをどのように過ごすか話し合い、2014年の世界選手権には出場しないことを決めました」

「五輪で披露した演技でシーズンを締めくくることができて、とても満足しています」

 ソチ五輪でデイビス/ホワイト組は、2010年バンクーバー冬季五輪の金メダリストで最大のライバルだったカナダのテッサ・ヴァーチュー(Tessa Virtue)/スコット・モイア(Scott Moir)組を抑えて優勝した。

 デイビス/ホワイト組とヴァーチュー/モイア組は練習パートナーでもあり、2010年の世界選手権から金銀を交互に獲得している。

 ホワイトは、「五輪で得た信じられないほど最高の経験は、4年間の五輪サイクルの絶頂であり、完璧な締めくくりになると思います」と述べた。

「将来の選択肢を広げるのと同時に、日本で大会に参加する米国のチームメートを応援することを楽しみにしています」

 これにより、埼玉で行われる世界選手権に米国代表として出場するのは、補欠2番手だったアレクサンドラ・オルドリッジ(Alexandra Aldridge)/ダニエル・イートン(Daniel Eaton)組に変更された。

 米国代表の次点だったマディソン・ハベル(Madison Hubbell)/ザカリー・ダナヒュー(Zachary Donohue)組は、ハベルが左股関節部を負傷したため欠場を余儀なくされた。ハベルは今週中にも手術を受ける予定となっている。(c)AFP