【3月4日 AFP】米誌フォーブス(Forbes)が3日発表した世界の長者番付(2014年版)で、米マイクロソフト(Microsoft)共同創業者のビル・ゲイツ(Bill Gates)氏がトップに返り咲いた。同氏の総資産額は、マイクロソフトの株価上昇により760億ドル(約7兆7000億円)に上り、昨年まで1位だったメキシコの通信王カルロス・スリム(Carlos Slim)氏の720億ドル(約7兆3000億円)を上回った。

 同誌によると、ゲイツ氏が同番付で首位に立ったのは、ここ20年で15回目。同氏は近年、莫大(ばくだい)な額を世界規模の健康推進プログラムや貧困撲滅プログラムに寄付してきているものの、保有するマイクロソフトの株価がこの1年で25%上昇したことなどから、総資産は昨年比で70億ドル(約7100億円)増となった。ゲイツ氏はマイクロソフト株全体の約4.4%を保有。同氏の総資産の2割弱を同社株が占めている。

 今年の長者番付には1645人が名を連ね、平均総資産額は45億ドル(約4600億円)、全員の総資産額の合計は昨年から1兆ドル(約101兆円)増えた6兆4000億ドル(約650兆円)となった。(c)AFP