ロシア、ウクライナ軍に投降求める最後通告か
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【3月4日 AFP】ウクライナは3日、ロシアがクリミア(Crimea)半島の駐留軍を増派し、ウクライナ軍に対し投降を求める最後通告を出したと非難した。
ウクライナ国防省のウラディスラフ・セレズニョフ(Vladyslav Seleznyov)・クリミア担当報道官は、同自治共和国の首都シンフェロポリ(Simferopol)でAFPに対し、「この最後通告は、クリミアの新たな統治当局を認め、武器を放棄して退去するよう求めるもので、従わないのなら攻撃に備えよと警告している」と語った。その期限については「(4日の)午前1時、または2時か3時(日本時間同8~10時)かもしれない。時間は定められていない」としている。
一方、ロシアの黒海艦隊(Black Sea Fleet)の匿名の報道官はインタファクス(Interfax)通信に対し、ウクライナの主張は「全くもってばかげている」と断言。「わが軍がウクライナの同志に対し武力を行使しているという連日の批判にはもう慣れている。われわれを衝突させようとしても無駄だ」と語った。
さらに同国連邦議会の議長も、ロシアがウクライナに対し軍事行動を起こす「権利」を発動する必要はまだないという見方を示した。(c)AFP/Dmitry ZAKS, Michael MAINVILLE