【3月3日 AFP】前週、東京地裁に民事再生法適用を申請し、保全命令を受けた仮想通貨「ビットコイン(Bitcoin)」の取引所「マウントゴックス(MtGox)」は3日、不安を感じているユーザーに電話で応じる相談窓口を開設した。

 窓口では「マウントゴックスに対するあらゆる問い合わせ」に応じると同社ウェブサイトは述べている。また現在の状況の概観もまもなくウェブサイトで発表するとしている。

 マウントゴックスは前週、約5億ドル(約500億円)相当のビットコインが消失したと発表し28日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。

 同社の弁護士によれば、消失したのは顧客からの預かり分である75万BTC(BTCはビットコインの単位)とマウントゴックスの準備分およそ10万BTC。ビットコインの情報サイト「コインデスク(Coindesk.com)」によれば、3日日本時間正午の同サイトでの換算で、約4億7700万ドル(約4億8300万円)相当に上る。

 マウントゴックスのマルク・カルプレス(Mark Karpeles)最高経営責任者(CEO)は28日に記者会見を行い、損失の規模を明らかにし顧客に謝罪した。(c)AFP