「日本の捕鯨船から攻撃」、シー・シェパードが主張
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【3月3日 AFP】反捕鯨団体シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society、SS)は3日、南極海(Southern Ocean)で活動中に日本の調査捕鯨船団から攻撃を受けたと訴える一方、捕鯨船の活動を監視するとしていたオーストラリア政府について、「約束を破った」と非難した。
シー・シェパードは「勇新丸(Yushin Maru)」と「第三勇新丸(Yushin Maru No. 3)」が2日、同団体の抗議船「ボブ・バーカー(Bob Barker)号」の船首に向かって11回にわたり、スクリューやかじに引っかける目的で鋼鉄製のケーブルを放るなどしたと主張している。
また、ボブ・バーカーがケーブルを切断し、船体を保護するために小型のボート2隻を降ろしたところ、船員に向かって竹やりが投げ付けられたという。
今季の捕鯨が始まって以来、調査捕鯨船団とシー・シェパードの衝突は今回が3度目となる。これまでの小競り合いによる負傷者は出ていない。(c)AFP