ベロオリゾンテのW杯会場、嵐で屋根の一部が損壊
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【3月3日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)が開催されるスタジアムの一つであるベロオリゾンテ(Belo Horizonte)のミネイロン(Estadio Mineirao)で、現地リーグの試合直前に雨と風によって屋根の一部が剥げ落ち、ピッチ上にがれきが散らばる事態が起こった。2日、ブラジルメディアが報じた。
W杯本大会開幕までわずか3か月余りとなる中、現地紙フォリャ・ジ・サンパウロ(Folha de Sao Paulo)によると、この日、6万3000人収容のミネイロンでは雨水を集め、排出する金属部品が嵐によって一部が剥がれ落ち、作業員がピッチから撤去しなければならなかったという。
3つの金属部品が緩んで落ちたのは、ホームのグレミオ(Gremio)がミナス・ボカ(Minas Boca Futebol)を迎えて試合を行う直前だった。けが人はいなかった。
W杯ブラジル大会の開催地では、3か所で重大な死亡事故が起こっており、マナウス(Manaus)で3回、ブラジリア(Brasilia)で1回、さらに開催国ブラジルが6月12日にクロアチアとの開幕戦を戦うサンパウロ(Sao Paulo)でも事故が1回起こっている。
2013年暮れには、ブラジリアのナシオナル・スタジアム(Estadio Nacional)の屋根が、雨によって完成からわずか8か月で損傷している。(c)AFP