米アカデミー賞、長編アニメ賞は『アナと雪の女王』 ディズニー初
このニュースをシェア
【3月3日 AFP】第86回アカデミー賞(Academy Awards)授賞式は2日、米ハリウッド(Hollywood)で開催され、ディズニー(Disney)の『アナと雪の女王(Frozen)』 が長編アニメ賞を受賞した。
同部門には宮崎駿(Hayao Miyazaki)監督の『風立ちぬ(The Wind Rises)』の他、『クルードさんちのはじめての冒険(The Croods)』 、『怪盗グルーのミニオン危機一発(Despicable Me 2)』 、『アーネストとセレスティーヌ(Ernest & Celestine)』 がノミネートされていた。
意外にもディズニー映画がアカデミーのアニメ賞を受賞したのは、映画評でも興業的にも好成績をおさめている今回の『アナと雪の女王』 が初めてだ。その理由の1つは同賞の創設が2002年という点だ。一方、2006年にディズニーが買収したピクサー(Pixar)は11年で7回アニメ賞を受賞している。
『アナと雪の女王』はハンス・クリスチャン・アンデルセン(Hans Christian Andersen)の童話「雪の女王(The Snow Queen)」に着想を得たストーリー。興行成績はすでに10億ドル(約1010億円)に届く勢いで、ディズニーが1994年に『ライオンキング(The Lion King)』で打ち立てた記録を塗り替えた。評論家の間でもディズニー映画の最高傑作との呼び声が高い。
『アナと雪の女王』からは主題歌の「Let It Go」が歌曲賞 にノミネートされている。(c)AFP/Romain RAYNALDY