クリミアの空港を武装集団が占拠、空の便は通常運航
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【2月28日 AFP】(一部更新)ウクライナ南部クリミア(Crimea)自治共和国の首都シンフェロポリ(Simferopol)にある空港が28日、武装集団に占拠されたとインタファクス・ウクライナ(Interfax-Ukraine)通信が伝えた。一方、現地のAFP記者によると、空港は現在も通常通り航空便の運航が行われているという。
AFP記者によれば、空港へは普通に出入りができ、乗客の搭乗手続きも普段通り行われている。ただ、空港の周囲では武装した所属不明の男たち十数人の姿が確認できるという。男たちは、どこから来たのかとの質問には答えなかったという。
また、空港入り口には非武装の親ロシア派の男たち十数人が立っており、AFP記者に「警備をしている」と説明した。
空港当局は、AFPの電話取材に対し、空港は「通常通り営業している」と答えた。
インタファクス・ウクライナ通信は先に、目撃者の話として、ロシア海軍の国旗を掲げた50人余りの武装集団が28日未明、トラック数台でやって来て空港を占拠したと報じていた。
シンフェロポリでは前日27日、クリミア政府の庁舎が親ロシア派の武装集団に占拠されている。議会は占拠下にある中で同日、自治権拡大の是非を問う住民投票を5月25日に実施することを決めている。(c)AFP