【2月28日 AFP】地球全体の降水を観測し、大規模な暴風雨などの予報に役立つと期待される高性能な降水観測衛星を載せたH2Aロケットが28日午前3時37分、鹿児島県・種子島宇宙センター(Tanegashima Space Center)からの打ち上げに成功した。宇宙航空研究開発機構(Japan Aerospace Exploration AgencyJAXA)が発表した。

「全球降水観測(GPM)計画」の主衛星として日米が共同で開発した同衛星は、地球の周回軌道上にある他の衛星からデータを集め、自らの観測結果と合わせることで、地球のほぼ全体の詳細な降水状況の把握を可能とする。

 気象予報士らは、同衛星から得られるデータが台風や洪水などの予報に役立つと話している。(c)AFP