【2月26日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)は25日、決勝トーナメント1回戦の第1戦が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は0-2でオリンピアコス(Olympiacos)にショッキングな敗戦を喫し、まさかの早期敗退の危機にさらされている。

 一方、オリンピアコスはアレハンドロ・ドミンゲス(Alejandro Dominguez)とイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)から期限付きで加入しているホエル・キャンベル(Joel Campbell)が得点を挙げて、熱狂的な雰囲気の本拠地ヨルギオス・カライスカキス・スタジアム(Georgios Karaiskakis Stadium)で勝利を収め、1999年以来となるベスト8入りが目前となった。

 ユナイテッドがギリシャのクラブに敗れるのは今回が史上初となり、ミスが頻発する内容は今季ここまでの試合をそのままなぞるかのようで、アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)前監督の時代に培った自信が完全に失われかけていることをうかがわせた。

 デビッド・モイーズ(David Moyes)監督が率いるユナイテッドは、グループリーグを無敗で乗り切ったものの、アテネ近郊の港町ピレウス(Piraeus)ではオリンピアコスに痛い目にあわせられ、枠内シュートをほとんど打てないなど情けない敗戦を喫した。

 プレミアリーグでも4位リバプール(Liverpool FC)に勝ち点11差をつけられているユナイテッドにとって、来季のチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)出場の望みはもはや遠くかすんでいるが、今大会に生き残るためにも、3月19日に行われる第2戦では奮起が求められる。

 モイーズ監督は「チャンピオンズリーグでは今季ここまでで最低の試合だった。それは間違いない」とコメントした。

「本当にひどいパフォーマンスだった。開始から動きがとても悪く、今日のプレーではとても勝利には値しない」

「責任は私にある。これは私のチームだ。今夜は良い試合ができなかったし、もっと良いプレーをする必要があるが、自分たちにそれが可能なのは分かっている」

「1つ幸いだったのは、まだ第2戦が残っているということだ」

(c)AFP/Tom WILLIAMS