ナイジェリアで武装集団が学校襲撃、43人殺害 ボコ・ハラムか
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【2月26日 AFP】ナイジェリア北東部で25日未明、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」とみられる武装集団が寄宿学校を襲撃し、就寝中だった生徒ら43人を殺害した。同地域では昨年から、学校を狙った襲撃が相次いでいる。
事件は同日午前2時(日本時間同10時)ごろ、ヨベ(Yobe)州ブニヤディ(Buni Yadi)の中等教育学校(日本の中学・高校に相当)「連邦政府カレッジ(Federal Government College)」で発生。昨年9月に発生し40人が殺害された襲撃事件に手口が類似している。
武装集団は寄宿舎に爆発物を投げ入れ、各部屋に銃撃を浴びせたうえ、多数の生徒を刃物で殺害した。州都ダマツル(Damaturu)にあるサニ・アバチャ専門病院(Sani Abacha Specialist Hospital)の情報筋によると、武装集団が狙ったのは男子生徒のみで、女子生徒らは「容赦された」という。
「西洋の教育は罪」という意味の名前を持つボコ・ハラムは、ヨベ州を中心に学校襲撃を繰り返してきたとされ、多数の生徒が犠牲になった。同組織は4年半前に活動を開始して以来、数千人を殺害してきており、ヨベ州は同組織の主な活動地域の一つとなっている。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR