バンコクの反政府集会に爆発物、3人死亡
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【2月24日 AFP】(一部更新)タイの首都バンコク(Bangkok)で23日午後、中心部の繁華街で行われていた反政府集会で爆発物がさく裂し、3人が死亡、数十人が負傷した。インラック・シナワット(Yingluck Shinawatra)首相は「テロリストの仕業」と事件を非難。政治混乱が4か月近く続くタイでは、相次ぐ襲撃事件への懸念が高まっている。
病院関係者によると、爆発により男児(5)と女性1人が死亡、子ども2人を含む22人が負傷した。男児の妹(4)も病院に搬送され手術を受けたが、24日朝に亡くなったという。
事件現場は屋台やホテルが立ち並ぶ観光客にも人気の通りで、市内有数の規模を持つショッピングモールにも近い。警察は、現場に残された鋭利な破片から、M79発弾筒で発射された榴(りゅう)弾が爆発したとみている。
タイではバンコクを中心に、反政府デモが銃や手投げ弾などで何者かに攻撃される事件が相次いでいる。前日にもバンコクから300キロ離れた東部トラート(Trat)県カオサミン(Khao Saming)で、銃で武装した集団が反政府デモに向けて発砲し5歳の女児が死亡、別の女児を含む30人が負傷している。(c)AFP/Thanaporn PROMYAMYAI