【2月24日 AFP】ソチ冬季五輪の開会式が23日、ロシア・ソチ(Sochi)のフィシュト五輪スタジアム(Fisht Olympic Stadium)で行われ、豊かな音楽と芸術的伝統を持つロシアの精神性と文化を祝福するかのような、輝かしい締めくくりとなった。

 開催国のロシアが今大会で最も多くメダルを獲得したこともあり、黒海(Black Sea)に面した会場には興奮冷めやらぬ観客が押しかけた。

 開会式では五輪の一つが欠けるという思わぬトラブルに見舞われたが、閉会式ではこれを逆手に取り、きらびやかな衣装に身を包んだパフォーマーたちが人文字のように四輪を形作ると、残りの1つが最後に開き五輪になるという仕掛けを演出した。

 ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が見守る中、地元ロシアの金メダリストたちが国旗を持って入場すると、ロシア人指揮者のワレリー・ゲルギエフ(Valery Gergiev)が指揮を振り、子供たちが国歌を斉唱した。

 各国の旗手が国旗を持って入場すると、選手たちは入り乱れて会場内へ。閉会式ではクロスカントリースキー女子30キロメートルフリーと男子50キロメートルフリーのメダル授与式も行われ、男子ではロシア勢が表彰台を独占する結果になった。