アウシュビッツ虐殺に関与か、88~94歳の男3人を拘束 ドイツ
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【2月21日 AFP】ドイツ・シュツットガルト(Stuttgart)の検察当局は20日、第2次世界大戦(World War II)中にナチス・ドイツ(Nazi)によるユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)が行われたアウシュビッツ(Auschwitz)強制収容所の看守だったとされる男3人の身柄を拘束したと発表した。
検察によると、拘束されたのは南西部バーデン・ビュルテンベルク(Baden-Wurttemberg)州在住の88歳、92歳、94歳の男。3人は元ナチス親衛隊(SS)の隊員だったとされ、当時ナチス・ドイツの占領下にあったポーランドのアウシュビッツ・ビルケナウ(Auschwitz-Birkenau)強制収容所でユダヤ人大量殺害に関与した疑いが持たれている。アウシュビッツでは100万人を超える人々が犠牲になったといわれている。
容疑者3人はいずれも高齢だが、健康診断で裁判に耐えられる健康状態と判断され、現在は刑事施設内の医療施設に収容されているという。
検察はヘッセン(Hesse)州、ノルトライン・ウェストファーレン(North Rhine-Westphalia)州でも一斉家宅捜索を行い、計3州でナチス時代の記録や書類を多数押収した。ただ、他州では逮捕者は出ていない。(c)AFP