FIFA、工事遅延W杯会場での試合開催を決定
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【2月19日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は18日、2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の開催地の1つであるクリチバ(Curitiba)を会場から除外しない考えを発表した。
工期の遅れにより除外の可能性を示唆してから1か月、FIFAのジェローム・バルク(Jerome Valcke)事務局長は4万1000人を収容するアレーナ・ダ・バイシャーダ(Arena da Baixada)の建設が急ピッチで進められていることを受け、会場として残すことを決定したという。
6月23日のスペイン対オーストラリア戦をはじめとする、グループリーグ4試合が予定されている同会場は、FIFAの設定した数々の期限から大幅に遅れて建設が進んでいた。
記者会見でバルク事務局長は「その通りだ、12会場の1つとして残ることが決まった」と発表すると、「非常に厳しい期限との競争になるので、定期的な監督が必要だ」とまだ予断を許さない状況であることを補足した。
莫大な資金をつぎ込むことになるW杯と2016年リオデジャネイロ五輪の開催は歓迎されておらず、クリチバを会場から除外することになれば、さらなる批判にさらされることは間違いなかった。