【2月19日 AFP】スペインの警察当局は18日、フランス南部で1週間前に失踪したフランス人女性（24）をスペイン北部で発見し、身元を確認したと発表した。女性は記憶喪失になっているとみられるという。

 スペイン治安警察（Civil Guard）の声明によると、2月12日に大西洋に面したヒホン（Gijon）の街近くの砂浜で女性を発見したとき、「女性は混乱している様子で、記憶を失っており、自分が誰でどこから来たのか覚えていなかった」という。


 女性の手には英語で「許してください、私は失敗しました」と書かれていた。

 女性は2月11日に仏トゥールーズ（Toulouse）で捜索願が出されていた。スペインの警察当局によると、女性はヒホンのそばのオビエド（Oviedo）まで車で移動していた。

 女性は暴行を受けた痕跡はなく、検査したところ薬物の乱用もしていなかった。

 女性の写真はスペインと欧州の警察当局に送られ、女性の身元が判明したという。女性の家族は写真で女性の身元を確認しており、ヒホンの病院で女性を引き取る予定。

 警察当局によると女性は流ちょうな英語を話しているが、スペインにたどり着いた経緯については全く覚えていないという。(c)AFP