武装集団がナイジェリアの村を襲撃、100人余り殺害か
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【2月17日 AFP】ナイジェリア北東部ボルノ(Borno)州で15日、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」とみられる武装集団が村を襲撃し、地元議員によると100人余りの住民が殺害された。
事件があったのは、キリスト教徒が多く住むIzghe村。Ali Ndume議員はAFPの取材に対し、「高齢女性1人を含む106人が殺された。銃で武装したボコ・ハラムの集団とみられる」と述べ、同地域での襲撃は日ごとに回数が増え残忍化していると付け加えた。
襲撃を逃れた農民男性によると15日午後9時半ごろ、戦闘服姿の武装集団がトラック6台と複数のオートバイで村に現れた。武装集団は家々を一軒一軒回って隠れている住民を探し出し、男性住民を1か所に集めて次々と殺害したという。
ボコ・ハラムは2009年以降に数千人を殺害してきており、ボルノ州ではさらなる襲撃事件の防止のため、昨年5月から複数の地域で非常事態宣言が出されている。 (c)AFP