【2月17日 AFP】NBAオールスターゲーム2014(2014 NBA All-Star game)が16日、米ルイジアナ州ニューオーリンズ(New Orleans)のスムージー・キング・センター(Smoothie King Center)で開催され、イースタンカンファレンス(以下、イースト)が163-155でウエスタンカンファレンス(以下、ウエスト)に勝利した。

 オールスターゲーム史上最多得点記録となったこの試合の最優秀選手(MVP)には、第4クオーターだけで15得点を稼ぐなど、31得点の活躍でイーストの逆転勝利に貢献したクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のカイリー・アービング(Kyrie Irving)が選出された。

 そしてニューヨーク・ニックス(New York Knicks)のカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)も30得点を記録している。

 第3クオーターで最大18点差をつけられていたイーストだったが、第4クオーターに連続10得点を記録し、ウエストの連勝を3でストップさせ、通算成績を37勝26敗とした。

 ウエストは得点王争いでトップに立つオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のケビン・デュラント(Kevin Durant)と、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)のブレイク・グリフィン(Blake Griffin)が、ともに38得点を挙げたが勝利にはつながらなかった。

 オールスターで史上最多得点記録が生まれた試合でアービングは、フィールドゴール(FG)を17本中14本成功させ、14アシストも記録した。

 イーストが勝利を収めた試合で両チームが挙げた点数の合計は318得点となり、両チームの3ポイントシュート成功数の合計30本とともに史上最多記録となっている。

 グリフィンがオールスター史上最多となる19本のFGを決め、そのほとんどがダンクシュートだったのに対し、アンソニーは新記録となる13本中8本の3ポイントを成功させた。

 ウエストは第3クオーターで一時123-105とリードしたものの、そのあとイーストが18-3と反撃して3点差まで詰め寄り、スコアはウエストが126-123とリードして第4クオーターに突入した。

 そしてデュラントが3ポイントを決めて155-153とリードしたウエストだったが、それがチームにとってこの試合最後の得点となった。

 イーストはインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)のポール・ジョージ(Paul George)が3本のフリースローを決めてリードを奪うと、さらにはアンソニーが3ポイントで突き放した。

 そしてウエストのデュラントが立て続けにシュートを外すなか、イーストはマイアミ・ヒート(Miami Heat)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)が、アービングのビハインド・ザ・バック・パスからレイアップシュートを決めると、最後はジョージがフリースロー2本を成功させて勝利を決定づけた。

 この試合でジェームズは22得点、ジョージは18得点を挙げている。

 ウエストではミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)のケビン・ラブ(Kevin Love)が13得点、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のステフェン・カリー(Stephen Curry)が12得点11アシスト、クリッパーズのクリス・ポール(Chris Paul)が11得点13アシストを記録した。(c)AFP