ラビレニがブブカ氏の世界記録を21年ぶりに更新
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【2月16日 AFP】陸上、男子棒高跳びのルノー・ラビレニ(Renaud Lavillenie、フランス)が、15日にウクライナのドネツク(Donetsk)で行われた室内競技会で6メートル16を記録し、21年ぶりとなる室内世界新記録を樹立した。
ロンドン五輪金メダリストのラビレニは、1993年にセルゲイ・ブブカ(Sergei Bubka)氏が6メートル15を記録した同会場で、新記録を達成した。
最初の試技で6メートル16を成功させ、顔を覆い歓喜したラビレニは、この日競技会場に訪れていたブブカ氏本人から真っ先に祝福を受けた。その後、ラビレニは6メートル21に挑戦したものの、これには失敗した。
27歳のラビレニは「本当にすごい、信じられない。セルゲイ・ブブカの記録を破るのにこの上ない場所だったので、6メートル16をお願いした。記録保持者がいる中でトライするのが最高だと思った」とコメントした。
屋外の世界記録6メートル14を1994年に記録したブブカ氏は、AFPに対し、ラビレニが棒高跳びの新たなページをめくったとコメントした。
「棒高跳びの新たな時代の幕開けだ。これまで、われわれは記録更新を待ちわびていた。そして、それがドネツクで更新されたことは喜ばしいことだ。これが最後(の記録更新)にならないと確信している。彼はまた記録を更新するだろう。素晴らしい成功が彼を待ちわびている」
(c)AFP