【2月16日 AFP】ロシア・フリースタイルスキー連盟は15日、ソチ冬季五輪の女子スキークロスに出場を予定していた同国代表マリア・コミサロワ(Maria Komissarova)がコースでの練習中に重傷を負い、手術を受けたと発表した。

 コミサロワは脊椎を骨折しており、ソチ近郊の病院で6時間半に及ぶ手術を受けた。コミサロワは重傷ではあるものの、現在の容体は安定しているという。

 23歳のコミサロワは危険が大きい高速競技スキークロスの選手で、ロザフトル・エクストリーム・パーク(Rosa Khutor Extreme Park)での練習中に事故に遭い、近くのクラースナヤ・ポリャーナ(Krasnaya Polyana)にある病院へ直ちに搬送された。

 手術は成功したと発表されており、脊椎には金属のインプラントが挿入された。しかし連盟は、今後について詳しい言及を避けている。

 連盟は、「医師が手術を行うという判断を下した。事前の診断では転位のある第12胸椎骨折とみなされ、手術中にその診断が確認された」と声明を発表した。

「手術は6時間半続いた。医師はできることをすべて行った。胸椎の損傷部位は修復され、金属インプラントが挿入された」

「重傷ではあるものの容体は安定しており、意識もある」