【2月15日 AFP】ソチ冬季五輪にボブスレーのジャマイカ代表チームが出場することを、米バージニア(Virginia)州北部にある小さな町の町長ほど注目している人物はいないだろう。

 ジョージ・フィッチ(George Fitch)氏は、カリブ海に浮かぶ島国のジャマイカが冬季五輪に出場して金メダルを目指すという奇抜なアイデアを思いつき、見事に選手を出場させた功績のある人物だ。

「あれはチャレンジだったと言えるだろう」と振り返る65歳のフィッチ氏は、ワーレントン(Warrenton)という約9000人が暮らす美しい農村部で、町長として最後の4期目を終えようとしている。

「苦労したのは、冬季五輪に出場させるだけでなく、戦えるまでに育てることだった」