【2月14日 AFP】ドイツ最大の航空会社ルフトハンザ航空(Lufthansa)は13日、同社が運航する欧州の大手航空機メーカー、エアバス(Airbus)社製の全ての航空機で、乗客が搭乗中にモバイル電子機器を利用することを今年3月から許可すると発表した。

 欧州航空安全局(European Aviation Safety AgencyEASA)は昨年11月、タブレット端末やスマートフォン、電子書籍、携帯音楽プレーヤーなどの個人用電子機器を、フライトの全段階で許可することで合意に達していた。それまでは地上走行中および離着陸中の航空機内での個人用電子機器の使用は禁止されていた。

 ルフトハンザ航空は今年1月からボーイング(Boeing)747-8型機では乗客に個人用電子機器の利用を認めていたが、ドイツ連邦航空局(LBA) が承認したことを受けて、この措置を全エアバス機に拡大することを決めたという。

 携帯電話と携帯電話の電波を使用するタブレット端末は「フライトモード」あるいは「機内モード」でのみ使用を認める。

 ルフトハンザ航空はエアバス社製以外の航空機についてもLBAの承認を求めていく方針だが、他の乗客の迷惑にならないように、飛行中の通話は今後も許可しないという。(c)AFP