プルシェンコの棄権にライバルたちも驚きの声、ソチ五輪
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【2月14日 AFP】ソチ冬季五輪、フィギュアスケートの男子シングル・ショートプログラム(SP)を直前に、五輪で4大会連続のメダルを獲得していたロシアのエフゲニー・プルシェンコ(Evgeni Plushenko)が負傷棄権したことに、ライバルたちは驚きを隠しきれなかった。
落胆の表情を浮かべるロシアの観客の前で、羽生結弦(Yuzuru Hanyu)は、歴代最高の101.45点を記録し、カナダのパトリック・チャン(Patrick Chan)とスペインのハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez)を抑え首位に立った。
羽生は、「自分の滑走順が来たとき、プルシェンコ選手が1位にいないことが寂しかった」とコメントした。
「彼のおかげでスケートをやってこれた、心から尊敬し憧れています。ただ悲しいです。団体戦では一緒に滑れる機会があって本当に良かったです」
世界選手権3連覇を果たしたチャンは、プルシェンコが銀メダルを獲得した2010年のバンクーバー冬季五輪で5位に入賞しており、プルシェンコともう一度戦えなかったことが悔やまれるとコメントしている。
団体戦のSPで羽生とプルシェンコに続き3位に入ったチャンは、「ホッケーとは違ってチームスポーツではないんだ」と語った。
「フィギュアスケートはまったくの個人戦で、1人で誰かと戦うことになる。自分だけで舞台に上がるんだよ」
「プルシェンコが戦える状態でないことが残念だ。早く回復することを願うよ」