F・ベーコンが恋人描いた油絵、約72億円で落札
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【2月14日 AFP】競売大手クリスティーズ(Christie's)が13日に英ロンドン(London)で開いたオークションで、1992年に死去した英国の画家フランシス・ベーコン(Francis Bacon)が恋人のジョージ・ダイアー(George Dyer)を描いた油絵「Portrait of George Dyer Talking(話をしているジョージ・ダイアーの肖像)」が、4219万4500ポンド(約72億円)で落札された。クリスティーズにとって欧州での最高額だという。
1966年に描かれたこの作品は同年フランスのパリ(Paris)で初めて公開され、5年後の1971年にパリのグラン・パレ(Grand Palais)で開かれたベーコン初の美術館での伝説的な大回顧展でも展示された。この回顧展開幕の2日前にダイアーは自殺していた。
ベーコンの作品では、「ルシアン・フロイドの3習作(Three Studies of Lucian Freud)」が昨年11月に米ニューヨーク(New York)で開かれたオークションで、美術品としては史上最高の1億4240万5000ドル(約146億円)で落札されている。(c)AFP