12歳の娘を「結婚」させた父を逮捕、豪
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【2月13日 AFP】オーストラリアで12日、12歳の娘をイスラム教徒の26歳の男と結婚させたとして、娘の父親(61)が逮捕された。
児童虐待犯罪捜査官は、子どもとの性的行為をほう助した容疑と、14歳未満の子どもを違法な性的活動にあっせんした容疑でこの父親を逮捕した。報道によると父親はオーストラリア人だがイスラム教に改宗していた。
これに先立ち先週、レバノン国籍の26歳の「夫」が子どもとの性的行為に関連した25件の容疑で逮捕され、11日にはパキスタン出身のイスラム聖職者が違法な結婚式を執り行ったとして逮捕されていた。
シドニー(Sydney)北部のレイモンドテラス(Raymond Terrace)の裁判所は父親の保釈を認めなかった。レバノン国籍の男も勾留が継続されている。
カレド・フランクリン(Caled Franklin)治安判事によると、父親は何も悪いことはしていないと考えているという。「彼は、仮に容疑が事実だったと証明されてもその行為に何ら悪いところはなかったと考えている」と、同判事は地元紙ニューカッスルヘラルド(Newcastle Herald)に語った。
また同紙によると、父親は法律相談所の相談員に対して、容疑を否認し「(娘は)とてもとても大人で、強い意志を持った若い女性だ。2人は愛し合っており、そしてそれはとても強い愛だ」と語ったという。
■シドニーでひそかに広がる「児童花嫁」、報道
12日付の地元紙シドニーデーリーテレグラフ(Sydney Daily Telegraph)の調査報道によると、児童花嫁の「流行」が起きており、未届けの「結婚」生活を送っている子どもたちがニューサウスウェールズ(New South Wales)州だけでも数百人規模で存在しているという。
同州のプル・ゴワード(Pru Goward)地域サービス相は前週、シドニーを中心に、子どもと大人の間で強制的に行われる結婚が現在進行中の問題であることを示す事例があると述べていた。
「これは極めて秘密裏に行われていることだが、全く知られていないことでもない」と、ゴワード氏は今回の事件が明るみになった際に語っていた。(c)AFP