【2月13日 AFP】バレンタインデーに合わせた「映画デート」を楽しみにしていた中国のカップルには残念な知らせだが、上海(Shanghai)の映画館では、14日の奇数席が全て独身者たちに買い占められてしまった。

 上海紙・新聞朝報(Shanghai Morning Post)によると、インターネットでの呼び掛けで集まった独身者たちが、上海市内の観光名所「新天地(Xintiandi)」のショッピングモールにある映画館で14日夜に上映される恋愛映画『北京愛情故事(Beijing Love Story)』の奇数席をそっくり買い占めたという。

 同紙が掲載した映画館の座席予約状況を示す画像には、2つ並んだ空席は1つも残っていない。

 同紙によれば、買い占めを計画した人物はネット上に、「バレンタインデーに映画が見たい?ごめんね、君たちは別々に座らなきゃいけない。一緒にいられない時間が長くなるほど、愛情は深くなるっていうだろう。僕ら独り者にもチャンスをくれよ」というメッセージを掲載しているという。

 この人物は昨年、彼女と別れたことをネット上で告白している。(c)AFP