【2月12日 AFP】朝鮮戦争による南北離散家族の再会を20日から予定している韓国と北朝鮮は12日、南北軍事境界線上の板門店(Panmunjom)で次官級協議を開催した。両国の高官による公式な協議は、2007年末以来約6年ぶり。

 韓国統一省によれば、午前10時から始まった今回の会談では議題をあらかじめ設定していないが、20~25日にかけて行われる離散家族再会など「主要な」課題について広く取り上げるという。

 韓国側代表団の首席代表を務める大統領府の金奎顕(Kim Kyou-Hyun、キム・ギュヒョン)国家安保室第1次長は、離散家族再会を予定通り実現させることに重点を置くと語った。

 朝鮮労働党統一戦線部の元東淵(Wong Ton-Yong、ウォン・ドンヨン)副部長が率いている北朝鮮側は、24日に始まる米韓合同軍事演習の中止を韓国側に要請するとみられている。

 韓国側によると、協議は北朝鮮側から呼び掛けられた。(c)AFP/Park Chan-Kyong