【2月11日 AFP】ソチ冬季五輪は10日、バイアスロン男子12.5キロパシュートが行われ、マルタン・フールカデ(Martin Fourcade)が今大会フランス勢第1号の金メダルに輝いた。

 その一方で、ノルウェーのオーレ・アイナル・ビョルンダーレン(Ole Einar Bjoerndalen)は、冬季五輪のメダル最多獲得記録の更新を惜しくも逃した。

 ビョルンダーレンはここまで冬季五輪の通算メダル獲得数を12個としており、同じノルウェー出身でクロスカントリーの選手だったビョルン・ダーリ(Bjorn Daehlie)氏が持つ最多メダル獲得数に並んでいた。

 しかし、ビョルンダーレンは射撃で標的を撃つことができず、3位に入ったジャンギヨーム・ベアトリ(Jean Guillaume Beatrix、フランス)に1秒7差の34分14秒5で4位に終わった。

 2010年バンクーバー冬季五輪のマススタートで銀メダルを獲得しているフールカデは、レース中盤から主導権を握り、最後の射撃を終えたあとに銃を背負い直す余裕もあった。

 フールカデは33分48秒6を記録し、銀メダルを獲得したオンジェイ・モラベツ(Ondrej Moravec、チェコ)に14秒1差をつけていた。(c)AFP