シリアのホムスから住民600人が避難
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【2月10日 AFP】シリア中部で政府軍の包囲下にあるホムス(Homs)旧市街から9日、救援部隊が市民数百人を避難させた。一方、シリア政府と反体制派は和平会談再開を前に、停戦合意を破ったと互いに相手を非難し合っている。
今回の住民避難は、国連(UN)が仲介した停戦が始まった後の3日間で2回目となる。600日余りにわたる包囲下で身動きがとれなくなり、オリーブやハーブだけで食いつないできた住民3000人のうち、600人が避難した。7日には、83人が避難した。
9日の避難中に包囲地域1か所が迫撃砲攻撃を受け、男性5人が死亡したとシリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)は報告している。
住民たちは政府軍が立ち会う中、国連のスタッフとシリア赤新月社(Syrian Red Crescent)に助けられながら避難を行った。
複数の消息筋はAFPの取材に対し、和平会議「ジュネーブ2(Geneva II)」の第2回に参加するため、政府代表団と反体制派の統一組織「シリア国民連合(Syrian National Coalition、SNC)」の代表団員らが9日にスイス・ジュネーブに到着したとしている。(c)AFP