【2月6日 AFP】シリアのアレッポ(Aleppo)で、6日までの5日間に行われた「たる爆弾」での攻撃により、子ども73人を含む少なくとも246人が死亡した。シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)が6日発表した。

 シリア人権監視団は、無誘導のため人権団体などから無差別兵器だと非難が集中しているたる爆弾攻撃で、さらに数百人が負傷したと伝えている。

 シリア人権監視団はさらに、死傷者が膨大な数に上っていることを受け、最も激しい攻撃を受けたアレッポ東部から多数の住民が避難を余儀なくされていると指摘している。この一連のたる爆弾攻撃は1日に始まり、同市東部では24時間だけで少なくとも85人が死亡したという。

 さらに、同市の東郊では政府軍が地上戦も展開している。政府側は最近アレッポ周辺を奪還しており、その勢いを拡大したい狙いがあるものとみられる。この政府側による奪還で、1年以上にわたって閉鎖されていたアレッポの国際空港が再開されている。(c)AFP