【2月6日 AFP】オーストラリアの浜辺で、直径が1.5メートルもある新種の巨大クラゲが発見され、海洋生物学者らが分類を試みている。

 この巨大クラゲは、豪南部沖タスマニア(Tasmania)州の州都ホバート(Hobart)の浜辺に打ち上げられているところを、地元住民が見つけた。

 オーストラリア国立自然科学産業研究機関(Commonwealth Scientific and Industrial Research OrganisationCSIRO)の研究者リサ・ガーシュウィン(Lisa Gershwin)氏によると、類似のクラゲは過去に目撃されているが、これほど大きなものはなく、浜辺に打ち上げられた前例もないという。

「この種のクラゲの存在は知っていましたが、分類はされていなかった。よって、まだ名前もついていません」(ガーシュウィン氏)

 タスマニア島沖では、ここ1か月にわたりクラゲが大量発生していたという。

 ガーシュウィン氏によると、見つかったクラゲは、これまでに確認されているクラゲの中では最も大きいライオンタテガミクラゲ(Lion's Mane Jellyfish)の近縁種とみられ、クラゲ研究歴が20年になる同氏も、あまりの巨大さに「息をのんだ」という。(c)AFP