【2月6日 AFP】フランスでは近年、バゲットのサンドイッチよりも、典型的なアメリカン・フードであるハンバーガーを好む人が多くなっているという。

 仏マーケティング会社Giraの調査によると、フランスで2013年に売られたサンドイッチの約半分をハンバーガーが占めた。2000年の時点では、サンドイッチ9個につきハンバーガー1個の割合だった。

 フランス人は自国の料理に誇りを持っているといわれるが、伝統的なレストランでもハンバーガーが提供されるようになっている。Giraのディレクター、バーナード・ブブール(Bernard Boutboul)氏によれば、フランスの伝統的なレストランの75%がメニューに少なくともハンバーガー1種を載せており、また3分の1のレストランが、ステーキや魚料理よりもハンバーガーの方が人気があると答えたという。

 米マクドナルド(Mcdonald's)などのファストフードチェーンが世界のハンバーガー市場シェアの大半を占めるなか、Giraの調査では、13年にフランスで売られたハンバーガー9億7000万個のうち25%はレストランで提供されたものだという。(c)AFP