アルカイダ、ISILとの関係を否定
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【2月4日 AFP】国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の指導部は2日夜、イスラム武装組織「イラク・レバント(地中海東岸地域)のイスラム国(Islamic State of Iraq and the Levant、ISIL)」との関係を否定する声明を発表した。
ISILは、シリア国内で一般市民や対立する反体制派戦闘員に対し残虐行為を行っていると非難され、1月から同国内で反体制派内の比較的穏健なイスラム勢力と激しい戦いを繰り広げている。監視団体によると、一連の戦闘で1700人以上が死亡したという。
アルカイダの最高指導者アイマン・ザワヒリ(Ayman al-Zawahiri)容疑者は以前から、ISILに対しシリアから撤退するよう呼び掛け、別のイスラム過激派組織「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)」をシリアでの正式な提携組織として位置づけていた。
アルカイダは今回の声明で、「アルカイダは、イラク・レバントのイスラム国と関わりを持っていないことを宣言する。同組織の創設については知らされておらず、承認もしていない」、「(ISILは)アルカイダの分派ではなく、(アルカイダは)その行動については責任を負わない」などと表明し、ザワヒリ容疑者の立場を再確認した。