【2月3日 AFP】ドイツの首都ベルリン(Berlin)にあるヘルマン・ノアク(Hermann Noack)鋳造工房では、6日に開幕する第64回ベルリン国際映画祭(Berlin International Film Festival)に向けて、授賞式で授与されるクマをかたどったトロフィーの制作が大詰めを迎えている。この工房では、1951年からトロフィーの制作を一手に引き受けている。

「ベルリナーレ(Berlinale)」の名で知られるベルリン国際映画祭は、欧州で開催される主要映画祭の皮切りとして毎年2月に開催される。米ハリウッド(Hollywood)作品がプレミア公開されるほか、冒険的な自主制作映画が世界各地から集まり、ヒット作への足掛かりを築く場となっている。

 今年は、ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)監督やリチャード・リンクレイター(Richard Linklater)監督の新作に注目が集まっているほか、欧州各地、中国、中南米から新進気鋭の作品が多数出品されており、最高賞の「金熊賞(Golden Bear)」を巡って接戦が予想される。開催日程は16日まで。(c)AFP