【2月1日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は31日、約4億ユーロ(約550億円)をかけて本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu stadium)を改修する計画を発表した。

 スタジアムの改修プロジェクトでは開閉式屋根の設置や、新しい商業施設、レストラン、ホテルが併設されるとしている。

 フロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長は、スタジアムの改修プロジェクトに選ばれたドイツの建築事務所は、サンチャゴ・ベルナベウを「世界最高のスタジアム」にすると意気込んでいると語った。

 ペレス会長は、「現在は予算の見積もりを行っている段階だが、推定費用は約4億ユーロで、新スタジアムは現在よりも30%高い利益を生み出すことができる」

「われわれはサンチャゴ・ベルナベウを世界最高のスタジアムに変えたい。最も快適で、近代的なこの場所で、決して忘れられない興奮を味わってほしい」

「さらに近代建築を象徴する建物として、必ずマドリードを代表する存在のひとつになるだろう」

 改修工事には3年が必要とみられているが、レアルはその期間もサンチャゴ・ベルナベウでプレーを続ける。

 先日発表された会計事務所デロイト(Deloitte)による長者番付「フットボール・マネー・リーグ(Football Money League)」で、レアルは5億2000万ユーロ(約716億円)の収益を計上し、サッカークラブの収入ランキングで9年連続トップとなった。

 それでもペレス会長は、資金援助を募るために、スタジアム名の由来となった故サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu)元会長の隣に名を連ねるスポンサー企業を探しているとみられる。

 約2週間前には、レアルの宿敵であるFCバルセロナ(FC Barcelona)が本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)の改修を発表している。(c)AFP