詩と散文をめぐる文学論議が殺人事件に発展、ロシア
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【1月31日 AFP】ロシアのスベルドロフスク(Sverdlovsk)州で、文学談義を交わしていた友人の男性同士が口論になり、一方が相手を刺し殺す事件があった。捜査当局が29日、発表した。
捜査当局によると、ウラル山脈(Ural Mountains)にあるイルビット(Irbit)の町で、酒飲み仲間の男性2人が、詩と散文で、より重要なのはどちらかという議論になった。
一人の男性が散文こそが真の文学だと述べたところ、もう一方の元教師の男(53)は詩の方が優れていると反論。文学談義は口論となり、教師の男が相手の男性をナイフで刺したという。
元教師の男は、隠れていた友人宅で身柄を拘束された。
ロシアでは昨年9月にも同様の事件があった。南部ロストフナドヌー(Rostov-on-Don)の男性2人がドイツの哲学者イマヌエル・カント(Immanuel Kant)への親愛の情を語り合っているうちに議論が白熱し、一方が相手男性の頭に向けを銃を発砲した。この事件では、撃たれた男性は一命をとりとめている。(c)AFP