【1月31日 AFP】デンマークの風力発電機メーカー大手ベスタス(Vestas)は30日、発電量が世界最大の風力タービンが試験発電を始めたと発表した。受風面積はフットボール場3つ分にも及ぶという。

 同社によると、発電量8000キロワットの洋上風力タービン「V164」の初の試作機が、デンマーク北西部ウスタイル(Oesterild)にある陸上試験場で初めて発電に成功したという。

 V164は1基で欧州の家庭7500世帯分の発電が可能で、ベスタスと三菱重工業(Mitsubishi Heavy IndustriesMHI)の合弁会社の主力製品になる。ベスタスの広報は、発電量が同じならばより少ないタービンで済むのでコストを大幅に抑えられると話している。

 ベスタスは、十分な需要があれば2015 年にもV164の連続生産を始める可能性があるとしている。