ウクライナ議会、デモ逮捕者の恩赦法を可決 野党は棄権
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【1月30日 AFP】ウクライナ議会は29日夜、これまでに逮捕された反政権デモ参加者に恩赦を与える法案を、賛成多数で可決した。
法案は賛成232、反対11、棄権173で可決された。与党・地域党(Regions Party)は法案を支持したが、野党側は、反政権デモ隊が占拠している政府庁舎から退去することが同法発効の条件とされていることに反発し棄権。同法によりウクライナの政治的対立が解消される可能性は低い。
ビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領は、ミコラ・アザロフ(Mykola Azarov)首相の辞任を認めるなど反政権デモにいくつかの譲歩を示してきた。だが野党側は、大統領の辞任を要求している。(c)AFP