【1月28日 AFP】中国のインターネット検索大手「百度(バイドゥ、Baidu)」は、世界最大規模の「大移動」とされる、春節(旧正月、Lunar New Year)の帰省ラッシュを可視化した地図を公開した。

 真っ暗な中国の地図上に浮かぶ点を、淡い青色の線が光ファイバーのように結んでいるこの図は、同社の地図情報サービスを利用する帰省客の携帯電話から位置情報を取得して作成した。百度のウェブサイト「qianxi.baidu.com.」上で見ることができる。

 今年は31日から始まる春節は、多くの人々にとって年に1度しかない家族との再会の機会。故郷に帰省しようと数億人が連休直前に大移動する。

 百度の地図によると23日の昼前には、北京(Beijing)と上海(Shanghai)、さらに南部の主要都市・広州(Guangzhou)といった同国で最も裕福な大都市から多くの人々が出発した。

 一方、移動先の上位3都市は、北京、南西部の重慶(Chongqing)、中部に位置する乗り換え拠点、衡陽(Hengyang)だった。(c)AFP