米グラミー賞で34組が集団結婚式、同性婚合法化祝う
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【1月27日 AFP】米ロサンゼルス(Los Angeles)で26日に開催された第56回グラミー賞(Grammy Awards)授賞式で、マドンナ(Madonna)をはじめとする大物歌手たちが見守る中、同性婚の合法化を祝って34組のカップルが集団結婚式を挙げた。
人種も外見もさまざまの34組には同性カップルの他、異性カップルの姿も。授賞式会場ステープルズ・センター(Staples Center)は聖歌隊が歌いまばゆい照明が輝く教会と化し、幸せいっぱいのカップルたちはステージ前で指輪を交換した。
ウェディングソングとなったのは、ヒップホップ・デュオのマックルモア&ライアン・ルイス(Macklemore & Ryan Lewis)が歌う「セイム・ラブ(Same Love)」だ。グラミー最優秀楽曲賞にノミネートされたこの曲は、米各州や世界で同性婚合法化が進む中で「結婚の平等」を推進する運動家らから大きな支持を集めてきた。
この日、最優秀新人賞を受賞した2人がステージで「セイム・ラブ」を半分まで歌ったところで、長年にわたり同性愛者から絶大な支持を受けてきたマドンナが参加。続けて、自身の1986年のヒット曲「オープン・ユア・ハート(Open Your Heart)」を熱唱した。
34組の婚姻は、カリフォルニア(California)州の結婚立会人資格を持つ歌手クイーン・ラティファ(Queen Latifah)によって公式な結婚と認定された。
米ニューヨーク・タイムズ(New York Times)によるとこの集団結婚式は、マックルモア&ライアン・ルイスのコンサートでステージ上でのプロポーズ・イベントが行われていることを知ったグラミー賞授賞式のプロデューサー、ケン・エールリッヒ(Ken Ehrlich)氏が、2人に持ち掛けたものだという。(c)AFP