【1月26日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)は25日、イタリア・マラネロ(Maranello)の本部で2014年シーズンの新型車「F14 T」を発表した。

 元世界王者のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)とキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)の手で披露された新車で、フェラーリは今季の栄光を目指す。

 「F14 T」は、国際自動車連盟(International Automobile FederationFIA)が新シーズンに向けて導入した多くの変更点を網羅し、数カ所が変更された。

 エンジンは1.6リットルのV型6気筒ターボを搭載。とりわけ、現在まで発表されている他チームの新型車とは一線を画す、新たなスタイルのノーズ部分が目玉となる。

 アロンソは、2010年にフェラーリに加入して以降の4年間で、セバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)率いるレッドブル(Red Bull)にタイトルを牛耳られ、3度の総合2位に終わっている。

 一方のライコネンは、2007年シーズンにフェラーリで総合優勝を飾り、一度はF1から離れながらもロータス(Lotus F1 Team)で復帰を果たし、今シーズン古巣に戻ってきた。

 新たな変化の中、アロンソと復帰したライコネンは、総合4連覇中のベッテルを止め、新たなフェラーリの始まりを告げるだろう。

 今季終了後にチームとの契約が切れるアロンソは、「F14 T」の公式ホームページで、「特に2010年と2012年は(総合優勝の)チャンスがあった。うまくいけば今年は実現できるだろう」とコメントしている。(c)AFP