【1月25日 AFP】イスラム教徒のウイグル人が多く住む中国西部の新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で3つの爆発事件が起き、3人が死亡、2人が負傷した。当局が24日伝えた。

 美容院と市場で2つの爆発があり、1人が死亡。他の2人は警察に囲まれて、車内で「自爆」して死亡した。同自治区が運営するニュースサイト天山網(Tianshannet)が伝えた。

 爆発は現地時間午後6時40分(日本時間午後7時40分)ごろ、中国の西端でキルギスと国境を接する地域のアクス(Aksu)地区トクス(Xinhe)県で起きた。

 天山網は、「爆発は美容院と市場で起き、1人が死亡、2人が負傷した」と報じた。「警察官が容疑者3人を捕まえ、不審な車を包囲しようとしたところ自動車が自爆し、車内の2人が死亡した」

 それ以上の詳細は明らかにされていない。

 中国最西の広大な新疆ウイグル自治区では、過去何年にもわたり主としてイスラム教徒のウイグル人による散発的な事件が起きている。人権団体は、漢族による文化の抑圧、押し付けがましい治安対策や移住政策で、ウイグル人は追いこまれているとしている。(c)AFP