起訴された同性愛の英男性に国外退去処分、ウガンダ
このニュースをシェア
【1月26日 AFP】ウガンダの裁判所は22日、わいせつ出版物(画像)の取引で逮捕・起訴されていた英国人のバーナード・ランドール(Bernard Randall)被告(65)に対し、12時間以内に国外に退去するよう命じた。
裁判所はランドール氏に対する公訴を棄却したが、同氏が自宅に戻って荷物をまとめ、空港から出国するまで付添人を付けるよう命じた。検察関係者はランドール氏の国外退去の理由として、同氏が「ウガンダの若者たちを堕落させ続けた」ことに加え、ビザの更新を怠っていたことを挙げた。
ランドール氏の弁護士であるジョン・フランシス・オニャンゴ(John Francis Onyango)氏は出国まで5日間の猶予を求めたが、裁判所の判断については上訴しない考えを示した。ただ、ランドール氏は裁判の中で自身に対してなされた主張は「うそだ」と述べた。
英イングランド(England)南東部ケント(Kent)出身でコンピューター・エンジニアだった同氏は、40回目の結婚記念日を目前にして妻に先立たれた後、同性愛者であることを公言した。ウガンダを初めて訪れたのは2011年。ビクトリア湖(Lake Victoria)に面したエンテベ(Entebbe)に定住したのは昨年のことだった。