「フェイスブックは伝染病のように消える」、研究者らが大胆予測
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【1月23日 AFP】米SNSフェイスブック(Facebook)は伝染病のようなものであり、衰退を前に急速に拡大しているだけ──このほど発表された米科学者らの研究論文では、フェイスブックは2017年までにユーザーの80%を失うとの大胆な予想が立てられている。
この研究を発表したのは、米プリンストン大学(Princeton University)の機械工学と航空宇宙工学の博士号取得候補者2人。論文は科学研究出版サイト「ArXiv.org」で関係者向けに発表されたもので、現在査読を待っているところだという。
研究者らは、ソーシャルネットワークにおけるユーザーらの活動の力学を説明するため、修正を加えた疫学モデルを採用した。研究では、米グーグル(Google)で公開されているデータが対象となった。論文によると、フェイスブックのデータ使用量は2012年以降、減少し続けているという。
論文は「フェイスブックは今後数年で急速な衰退に見舞われる見通しだ。2014年12月には最大時よりも20%縮小しているだろう」と述べており、また「最良のモデルから将来を推測した結果、フェイスブックは今後数年間で急速に縮小し、2015~17年の間にピーク時のユーザー数の80%を失っているだろう」と説明している。
フェイスブック人気の陰りについては、最近の別の調査でも、若者たちが2013年にフェイスブック離れを始めたことを示す結果が示されていた。
AFPの取材に対し、2人の研究者らは、査読が完了するまでコメントはできないとしている。(c)AFP