世界遺産の村で大火災、歴史的家屋が多数焼失 ノルウェー
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【1月20日 AFP】国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界自然遺産に登録されているノルウェーの西ノルウェーフィヨルド群(West Norwegian Fjords)地域にある村で19日、大規模な火災が起き、18~19世紀の有名な木造家屋の多くが焼失、住民らが避難を余儀なくされた。警察が発表した。
火災が起きたのは首都オスロ(Oslo)の北西約200キロメートルの河畔の村ラルダールスエイリ(Laerdalsoyri)で、18日夕方に1戸の住宅から出火した。
火は強風にあおられ夜通し燃え続け、消防隊は19日午後にようやく鎮火に成功。警察発表によると、住宅16棟を含む23棟が焼け落ち、住民数百人が避難した。地元メディアは、史跡指定の建物数件が被害を受けたと伝えている。
177人が煙を吸って病院で診察や手当てを受け、うち2人が現在も病院で治療を受けている。(c)AFP