【1月17日 AFP】タイの首都バンコク(Bangkok)で17日、市中心部を行進していた反政府デモに爆発物が投げ込まれ、少なくとも28 人が負傷した。

 インラック・シナワット(Yingluck Shinawatra)首相の退陣を求める反政府デモが続くタイでは、何者かによるデモ隊の襲撃が相次いでおり、数週間続いているデモによる緊張を一層高めている。

 デモ隊によれば、17日の爆発は、反政府デモのリーダーで行進に参加していたステープ・トゥアックス(Suthep Thaugsuban)前副首相が爆発現場にさしかかる直前に、同氏から約30メートルの地点で起きた。ボディーガードたちは同氏をそれまでいた集会のステージに連れ戻したという。

 テレビでは、地面に数人が横たわり、救急車が負傷者を搬送する様子が放映された。デモ参加者たちは、爆発物を投げ入れた人物を見つけるために近くの建物を探し回った。警察は爆発物の種類を捜査している。(c)AFP/Anusak KONGLANG